勇気ひかるが解説!
動画マーケティングとは?
勇気ひかるは、「日本の企業を応援すること&元気にすること」を目標に企業のPRをお手伝いしているバーチャルアニメキャラクターです。
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広い世代にスマートフォンが普及し、5Gによる通信環境も整った現在、「動画」を活用したマーケティング施策を取り入れる企業が増えてきています。
例えば、人材募集や商品紹介においても、「動画が効果的」であるという認識は誰もが感じていると思います。
しかし、動画を制作・公開したからといって、望み通りの効果が得られるとは限りません。
・予想外に反響がない、、、
・再生回数は多いが、集客に結び付いていない、、、
このような悩みを抱えている企業が圧倒的に多いのです。
では一体どうすれば成果を上げることができるのでしょう?
どんな動画を作って、どう広めて行くのが効果的なのでしょう?
この記事では
「これから動画を作りたい」
「動画でPRしたい」
「動画で広めたい」
などと考えていらっしゃる企業様に、「動画マーケティングを確実に成功に導く方法」を解説していきます。
目次
動画マーケティングとは、映像やアニメーションによる「動画コンテンツ」を使ったマーケティング手法です。
動画を用いて、商品やサービスを紹介したり、企業案内を行ったりすることで、視聴者の興味を喚起します。
さらに、商品の購入や申込みに結びつけるところまで、動画マーケティングに含まれます。
また、優れた動画マーケティングを行うことで、ブランディングを行う、つまり企業イメージを強く印象づけることも可能です。
なぜ、動画にはこのような高い効果があるのでしょうか。
まず、「伝わりやすさ」が挙げられます。「動き」、そして「音」も加わった動画は、テキスト文字や静止画の何倍もの情報を伝えることができます。
そして、「印象の強さ」も動画の特徴です。音楽、ナレーション、効果音、テロップを組み合わせることにより、多くの情報を、強く印象づけることができるのです。
動画CMの登場人物の動きや、特徴的なリズム、メロディが頭から離れなくなってしまったことはありませんか?これが、動画の力です。それだけ、イメージづけに優れた手法なのです。
動画はWebサイトやYouTube、SNSなどで配信することができます。特に、SNSでの拡散に成功すれば、認知は一気に広まります。そのほか、会社説明会など、限られた時間・場所で上映するやり方もあります。ターゲットを絞り、ふさわしいメッセージをダイレクトに届けるのに向いています。
このように動画には大きな効果があります。これを活用した動画マーケティングの手法には、以下、大きくわけて3つの種類があります。
例えば商品・サービスの紹介なら・・・
商品の紹介動画を自社サイトやLPサイト※に連携して、購入促進を後押しする効果もあります。
※LPサイト…サイト訪問者を「申し込み」や「問い合わせ」などの直接的なアクションに導くための、コンパクトにまとめられた商品紹介ページのこと。
「ユーザーの声」を積極的に取り入れる・・・
実際に使っているユーザーの声や、現場の声を紹介することにより「使う側の立場」で商品・サービスの魅力を訴えることができます。特に、商品を実際に使ってみて感想を伝える「使用レビュー」は動画の中でも視聴者からの関心が高いジャンルです。
ブランディングを意識する・・・
ブランドにまつわるストーリーなどを紹介して、企業を知ってもらい、イメージアップにつなげることができます。商品、サービスそのものを強くアピールするのではなく、視聴者が入り込めるような世界観を提供し、共感してもらうのがポイントとなります。
上記のように動画マーケティングにはいくつかの種類があります。大切なのは、何を目的に、どんな種類の動画を、どのように使うかを明確にすることです。
しかし、残念ながらほとんどの企業がこの前提を踏まえず、動画マーケティングに失敗してしまっています。
例えば、YouTubeチャンネルを開設している企業様は多いでしょう。
望み通りの効果を挙げられていますか?
再生回数を高めることが目的になってしまってはいませんか?
肝心なのは、動画が商品購入の増加や、ブランドイメージの向上に結びつくことです。
「動画を作成、発信する目的は何か」
動画マーケティングでは、それをまず明確にし、企画・構成・制作・配信or上映などを戦略的に行っていきます。
また、動画を発信したら発信しっぱなし、では意味がありません。効果の検証・分析を行い、改善してさらに効果を上げていく。動画マーケティングとは、この一連の流れの繰り返しなのです。
ではいよいよ、動画マーケティングを成功させる方法について説明していきましょう。
まず、解決したい課題を書き出します。その際、「ターゲットは誰か?」という仮説を立て、それに合わせた視聴環境、つまり自社サイトやYouTube、SNSでの配信なのか、それとも上映なのかを決めます。そして、動画を観た人を次のアクションに導くための準備を行います。
例えば、以下のように目的ごとに異なる設計が考えられるでしょう。
動画の目的 | 考えられる設計 |
---|---|
商品・サービスのPR | LPやECサイトへの誘導 |
人材募集 | リクルートページへの誘導 会社説明会申し込みへの誘導 |
こうした仕掛けがないと動画も「観て終わり」になってしまいます。
また、SNSと連携することも考慮しておきます。
ちなみに、YouTubeでの視聴ならナレーションを入れた「音あり」、SNSでの視聴を重視するなら「音無し」でも内容が理解出来るものを作ることをおすすめします。
何故なら、YouTubeはTV感覚で「知りたい情報を自ら取りに行く」という心理で視聴します。つまり、今から動画を観るという行動の中で得られる情報に価値を求めます。
一方、SNSの場合は「自ら情報を取りに行く」という検索ではなく、移動の合間などで何気なく観て気になったという印象が大事になってきますので、音のない映像の方が効果的なのです。
次に、企画構成、つまりどんな動画にするかを検討します。動画がどのように視聴されるか、そのシーンを推測し、そこから逆算して検討します。
「いかに最後まで観てもらうか」そして 「どう問い合わせに繋げるか」が重要なポイントとなります。
ここで、具体的な動画の手法についても触れておきましょう。
動画は、実写とアニメーションに大別され、それぞれ効果が異なります。そのため、動画の目的に応じ、実写にするか、アニメーションにするかを決める必要があります。
なお、実写は実際にカメラで撮影した動画を使う手法で、アニメーションはカメラで撮影しない手法のことを言います。
実写による動画の利点は、リアリティを訴求できることです。「商品」や「会社」を紹介する場合、また生の現場や生の声を活かす動画にするのであれば、実写が向いています。
実写の中でも、最近人気が高まっているのがドローンを使った手法です。大きな工場やトラックターミナルなどを空撮することにより、スケール感を表現できます。
アニメーションの利点は、人や動物から建物、自然まで、自在に幅広く表現できるところです。物理的に撮影が困難なもの、例えば海外の風景や大型の機械などを表現したい場合には、アニメーションが適しています。
また「共感しやすさ」、とくに若い世代への訴求力が優れているのも、アニメーションの特徴です。労働人口の多くがZ世代に移り変わってきていることから、アニメーションを使ったCM動画なども増えてきています。
私のように、バーチャルのアニメキャラクターを企業のイメージキャラクターに活用する例もあるよ!
バーチャルアニメキャラクターの使用例
また「マンガ動画」と言われる、マンガを読んでいる感覚で観る動画も注目されています。遊び感覚で気軽に読め、内容が頭に入りやすいところが利点です。
このように「伝えたいことは何か」「訴求したいターゲット」を明確化することによって、表現手法も変わってきます。
ここまで、動画を制作する前にしっかりと検討しておくべき事柄を紹介してきました。
最後に重要なのが、実際に動画制作を行うパートナー選びです。
上記に説明したような、目的の検討から戦略までを細かくヒアリングし、一緒に検討してくれる制作会社に依頼するのがおすすめです。
動画は作って終わりではありません。完成・公開したところからがマーケティングのスタートです!
公開された動画の視聴データを測定し、最初に掲げた課題の解決になっているかを見極めます。それらを分析し、動画の内容又は問い合わせの動線を日々改善していきます。
そのため、動画の完成・公開後も、本当に課題解決に近づいているかを共に相談し合えるパートナーを選ぶ必要があります。
今、動画マーケティングは「宣伝」から「共感」の時代に移行してきています。
例えば自社の「商品・サービス」をアピールするやり方として、ナレーションだけで語るのと、口コミで語るのとでは大きな差があります。つまり企業の立場から一方的に宣伝するのではなく、ユーザーの立場から語ってもらった方が、共感を呼び効果的であるということです。
「商品・サービス」なら実際に利用した人に語ってもらうのがよいでしょう。
また「人材募集」なら入社して数年経った社員のインタビューを動画に入れることによってより共感を高める効果が期待できます。
これに関係して、自社でYouTubeチャンネルを開設する企業様、及び既にYouTubeチャンネルをお持ちの企業様にお伝えしたいことがあります。
ご存じの通り、YouTubeは多くのユーザーが利用しており、認知拡大に効果的です。そしてアナリティクス※を利用できる点も大きなメリットになっています。
※視聴者の概要やユーザー属性(年齢・地域など)の分析情報
しかし、先に述べたように動画は作って終わりではありません。また動画の特性を理解せずにYouTubeチャンネルを開設しても意味はありません。
現在、動画マーケティングは単に再生回数を追うことから、「エンゲージメント」を重視するフェーズへと移ってきています。エンゲージメントとは主に従業員と企業が共に重要な絆を深めながら成長していくことを表現する言葉ですが、もう一つ、「企業」と「顧客」との結び付きにおいても使われます。
YouTubeにUPされている動画を観て、顧客によい印象を持ってもらえるよう、そしてそれが企業のイメージアップや信頼性向上に結び付くよう、動画マーケティングを設計するべきだということです。
そうした効果的な宣伝戦略を続けていくと、やがて宣伝を意識しなくても自然に人々の関心が寄せられるようになります。
つまり、宣伝しなくても良くなること。これが宣伝の最終目的地だと言えるのです。